TQQQとTMFの組み合わせ

本稿で注目するのは、株式と債券の比率と、リスクの関係である。一般的な話なので、他所の読みやすい記事を見て頂ければそれでよい。 まず、TQQQ という ETF が出た2010年の5月から

  1. SPXL 100%
  2. TQQQ:TMF 60:40
  3. SPXL:TMF 60:40

の3種類の投資の違いを見てみよう。縦軸が対数軸であることに注意してほしい。 2010年5月から3種類の違いから取得できるものである。リバランスは年1回としてある。可変レバレッジポートフォリオのオリジナル文書に書かれているように、2010年の下落等に強いことが良く分かる。 下落・調整の局面を含むので、SPXL には若干不利である。Portfolio 3 は Portfolio 1 に負けてはいるものの、より安定していることが分かるだろうか。 下落後の上昇局面から始まるように時期を2011年の10月からにずらすと、SPXL は TQQQ+TMF の組み合わせを上回る。2011年10月からSPXLとTQQQを見てほしい。今度は

  1. SPXL 100%
  2. TQQQ:TMF 60:40
  3. TQQQ 100%

の3種である。ベンチマークとして、Vanguard 500 を加えてあるが、これは S&P500 指数と同じように伸びていると思って差し支えない。 TQQQ の伸びは非常に大きく、SPXL がその次である。安定させた TQQQ+TMF は、大きな下落局面はないが、パフォーマンスには劣っている。 そもそもの S&P500 指数と NASDAQ 100 指数との違いを見てみよう。簡単にするために、SPY と QQQ という2つの ETF の比較をする。

  1. SPY
  2. QQQ

について、1999年4月から2018年5月を比較してみる。 となった。2000年11月までは QQQ が大きく伸ばした後下落したことが分かり、その後も下落を続け、低迷していた時期があった。その後は2009年頃から徐々に盛り返している様子が見て取れる。調整時の下落は大きいが、その後の伸びも大きいように思われる。 混乱を招くかもしれないが、これらに VBMFX (Vanguard Total Bond Market Index Fund; バンガード・トータル債券市場インデックス・ファンド)という、債券クラスの投資を組み合わせてみる。これは、超長期債よりは値動きがマイルドである。株価の下落局面では一定の額が保全され、リバランスによって株式への投資比率を取り戻すことと、上昇局面では所謂利確によって、一定額を債券に投資すると考えてもらえればよい。

  1. QQQ 100%
  2. QQQ:VBMFX 60:40
  3. QQQ:VBMFX 10:90

の3種類と、ベンチマークが S&P500 指数である。主に 1, 2 を比較してみてほしい。2は下落局面に強く、そのため、立ち直りが早い。最もシャープレシオが良いのが3である。安定はしているが、最大パフォーマンスは高くない。 配分比率を適切に考えることによって

  • 年齢
  • 投資以外の収入有無

等に応じたリスクコントロールが可能である。 総じて言えるのは、

  • NASDAQ 市場の方がパフォーマンスが良い
  • 債券の適切な配分で、安定化する

ということである。では、SPXL, QQQ, TQQQ, TMF は日本ではどこで買えるのか。米国市場上場 ETF が買える証券会社と銘柄にまとめてみた。

TODO: VFINX, VUSTX についても書く

https://www.portfoliovisualizer.com/rolling-optimization?s=y&mode=2&startYear=1990&endYear=2019&goal=2&optimizationFrequency=3&constrained=false&windowSize=36&comparedAllocation=3&benchmark=VFINX&symbol1=VFINX&allocation1_1=70&symbol2=VUSTX&allocation2_1=30